MSXのFDD交換2015年06月06日 18:47

A1STのFDDを交換してみた。
物はハードオフで108円で購入したMITUMIのD353M3D。
色々なサイト(こことかこことかこことか)を調べてみると、READY信号をどうにかできれば良いみたい。
で、ここを参考に
34ピンへのパターンをカットし、ジャンパを飛ばしてREADYを34ピンに出力。
DEN1とDEN3をオープンにし、DEN2をショートしてDiskChangeを2ピンに出力するように変更。
あとは10ピンと12ピンをショートしてDriveSelect1を10ピンに出力。
ついでに2DD/2HDのスイッチを取り外してショートして2DD専用にしておいた。
D353M3D


で、組み込んだ後がこちら。
A1ST FDD
FDD本体側にシャッターがついていたのでシャッターも利用可能。
イジェクトボタンはサイズが合わなかったので削ってある。
※色に関しては気にしない。

とりあえず、フォーマット&ファイル読み書きをしてみたけど問題なく利用できている。
READYがうまく処理できていないとディスク未挿入時にアクセスするとハングするとのことだけど、それも特に問題は起きていない。

元のドライブもまだ生きているけど、交換用ドライブが1個確保できたのはうれしい。

2016年12月16日追記:
この改造方法だとDISKCHANGEが正常に処理されていないことが判明。
結局チップから2番ピンに直接配線することで回避した。

MSXのFDD交換 その22015年06月07日 22:09


D353M3D
こちらがA1STに取り付けたところ。
マウンタ金具の出っ張りを多少加工する必要があった。

変換コネクタ
フレキケーブルと34ピンの変換コネクタ。
フレキのコネクタはM.A.D.さんより購入

同じD353M3Dの基盤違いバージョンも入手したので同様の改造をほどこしてみたんだけど、こちらは読み込みは何の問題もなく行えるのに、書き込み時に書き込み禁止エラーが発生して書き込めないことがあり(10個程度のファイルの連続コピーを行った場合に半分くらいのファイルが「ディスクが書き込み禁止」エラーでコピーできない。むろんフロッピーのライトプロテクトノッチは閉じてある。何度かリトライすると一応書き込みはできる。)、不安定なためお蔵入り。
※もともとジャンク箱の中から入手したものだから壊れていた可能性あり。

A1ST 1MB化2015年06月07日 22:24


A1ST 1MB

無意味に1MB化。

M.A.D.さんの所で512KB化用DRAM購入して512KB化して遊んでたんだけど、手持ちのSIMMに1MB化に必要な514400のSOJが大量に使われているのに気が付いて思わずやってみた。

ところが妙な不具合頻発。
まず、電源を入れるときっちり1024KB認識し起動する。
リセットしても問題ないし、FDDもROMも稼働する。
RAMテスト用プログラムも問題ない。

しかし、電源を一度切ると起動しなくなる。

で、20分ほどおいてから電源入れると起動する。

起動しない時に内臓ソフトのオンオフ切り替えながらリセットすると起動するときもある。

で、いろいろ調べているうちにめんどくさくなって若松通商からDIPタイプの514400を購入して付け替えたらばっちり安定した。

うーん、結局自分のはんだ付けがどこか甘かったということなのかなぁ?


LCD-8000VとMSX2015年06月21日 22:14


LCD-8000V
LCD-8000Vを購入してみた。

噂で15Khz入力に対応していると聞いたので、MSX(A1ST)での利用に挑戦。

このモニタ、15kHzの入力には追従できるんだけど、MSXの複合同期信号(C-Sync)には対応していないので同期分離(C-Sync→H-Sync&V-Sync)を行ってやる必要がある。
同期分離はマイコンソフトのXRGBかXSYNC-1で実現可能みたいだけど、ちょっと高い。
そこで、自分で作成してみることに。

幸い、FDD交換の時に参考にさせていただいた試運転の資料館さんにそのままズバリの同期分離回路の回路図が掲載されていたのでそれを利用することに。

で、作ってみたのがこれ。
同期分離回路
LM1881Nと74HC221で構成している結構簡単な回路。
ただし、当初は全く画面が映らない、もしくは映ってもすぐ消えてしまう不安定な状態だった。

試しに電源ラインにコンデンサ(0.1uF)&+5Vラインにダイオード(こっちは逆流防止目的)入れてみたら安定した。電源からのノイズに弱いのかな?
※事実、家にある何かに付属していたACアダプタの中には全く画面が映らないものもある。電圧はぴったり5Vなんだけどなぁ…

外観はこちら。
同期分離回路 外観

側面にはステレオピンジャック用の音声出力端子を付けてみた。
もっとも、MSXのRGB出力に来ている音声はモノラルなのでLR両方同じ音を出力したなんちゃってステレオになっている。

電源はMSXのジョイスティックポートもしくは適当な危機のUSB端子からの給電を想定。
LCD-8000VもUSB給電なのでUSB2口つきのACアダプタ利用でよさそうな感じ。

LCD-8000V MSX
こんな感じでゲームもきちんと表示できている。
結構きれいに表示されているので十分満足できる。

これでリビングのテレビを専有せずにMSXをいじれる。

SFRM72-FU-DL2015年06月22日 22:35


SFRM72-FU-DL

Floppy Disk Drive Emulator SFRM72-FU-DLを買ってみた。
USBメモリ利用の2DD専用のフロッピーディスクエミュレーター。
もちろんMSXで利用してみるのが目的。

HBD-F1のドライブと交換してみた。
出荷時設定のジャンパで34ピンのReadyが有効になっていた為、そのまま置き換えで利用できた。

ただし、利用方法にはちょっと癖がある。

まず、SFRM72-FU-DLは2つの動作モード
①ファイルモード
②イメージモード
を持っている。

ファイルモードを使うときはUSBのルートフォルダとフォルダ001~999を仮想的にフロッピーとして扱う。
イメージモードのときはフォルダIMG720内に作成したフロッピーイメージ000.IMG~099.IMGをフロッピーとして扱う。

こんな感じ。
[ルート]
  |
    +[001]
    +[003]
    +[002]
    :
    +[IMG720]


で、具体的な使い方なんだけど
1.USBを刺さずに、2つのボタンで利用したいフォルダorイメージを指定する
  右ボタン→1の位、左ボタン→10の位、ボタン両押し→100の位
  ※100の位をbにするとイメージモード
  [000]指定でUSBのルートフォルダを指定
  [001]~[999]指定でそれぞれのフォルダを指定
  [b00]~[b99]でIMG720フォルダ内の000.IMG~099.IMGを指定

2.数字を指定したらUSBを差し込む
3.右ボタンを押す。すると表示がd0になり、USBの指定の箇所から本体メモリにデータがコピーされる

これでようやくPCから仮想フロッピーにアクセスできる。
つまり、USBメモリ内のファイル/フロッピーイメージにPCは直接アクセスできず、常にSFRM72-FU-DLの内蔵メモリにアクセスするという仕組みらしい。
で、その内蔵メモリ内のファイルを更新した場合は

4.USBを刺したまま左ボタンを押す。すると表示がd2になり本体からUSBにデータがコピーされる。

USBメモリを刺した状態では数字は動かせずUSBと本体間でのデータコピーしかできなくなっているので間違えてイメージを上書きすることはなさそう。

ちょっと操作がめんどくさいけど、ファイルモードを利用すればWindows機と直接ファイルのやり取りができるし、イメージモードを利用するとMSX-DOSフォーマット以外のフロッピーも普通に利用できる模様。
※エミュレーターで作成したイメージファイルをそのまま実機で利用可能。

付属CD内のユーティリティは不要だった。
USBを特殊フォーマットするソフトが入っていたけど、どうも別バージョン製品(SRFM72-TU100K?)で利用するのではないかと思う。

2015/7/10:ちょっと修正