SFRM72-FU-DL2015年06月22日 22:35


SFRM72-FU-DL

Floppy Disk Drive Emulator SFRM72-FU-DLを買ってみた。
USBメモリ利用の2DD専用のフロッピーディスクエミュレーター。
もちろんMSXで利用してみるのが目的。

HBD-F1のドライブと交換してみた。
出荷時設定のジャンパで34ピンのReadyが有効になっていた為、そのまま置き換えで利用できた。

ただし、利用方法にはちょっと癖がある。

まず、SFRM72-FU-DLは2つの動作モード
①ファイルモード
②イメージモード
を持っている。

ファイルモードを使うときはUSBのルートフォルダとフォルダ001~999を仮想的にフロッピーとして扱う。
イメージモードのときはフォルダIMG720内に作成したフロッピーイメージ000.IMG~099.IMGをフロッピーとして扱う。

こんな感じ。
[ルート]
  |
    +[001]
    +[003]
    +[002]
    :
    +[IMG720]


で、具体的な使い方なんだけど
1.USBを刺さずに、2つのボタンで利用したいフォルダorイメージを指定する
  右ボタン→1の位、左ボタン→10の位、ボタン両押し→100の位
  ※100の位をbにするとイメージモード
  [000]指定でUSBのルートフォルダを指定
  [001]~[999]指定でそれぞれのフォルダを指定
  [b00]~[b99]でIMG720フォルダ内の000.IMG~099.IMGを指定

2.数字を指定したらUSBを差し込む
3.右ボタンを押す。すると表示がd0になり、USBの指定の箇所から本体メモリにデータがコピーされる

これでようやくPCから仮想フロッピーにアクセスできる。
つまり、USBメモリ内のファイル/フロッピーイメージにPCは直接アクセスできず、常にSFRM72-FU-DLの内蔵メモリにアクセスするという仕組みらしい。
で、その内蔵メモリ内のファイルを更新した場合は

4.USBを刺したまま左ボタンを押す。すると表示がd2になり本体からUSBにデータがコピーされる。

USBメモリを刺した状態では数字は動かせずUSBと本体間でのデータコピーしかできなくなっているので間違えてイメージを上書きすることはなさそう。

ちょっと操作がめんどくさいけど、ファイルモードを利用すればWindows機と直接ファイルのやり取りができるし、イメージモードを利用するとMSX-DOSフォーマット以外のフロッピーも普通に利用できる模様。
※エミュレーターで作成したイメージファイルをそのまま実機で利用可能。

付属CD内のユーティリティは不要だった。
USBを特殊フォーマットするソフトが入っていたけど、どうも別バージョン製品(SRFM72-TU100K?)で利用するのではないかと思う。

2015/7/10:ちょっと修正