1chipMSXと無線LAN(FlashAir)2017年02月24日 21:45


FlashAir 1chipMSX

FlashAir http

FlashAir WebDAV

1chipMSXに無線LAN内蔵SDカードのFlashAirを試してみた。
結果から先に書くと、多少初期化に気をつかうけど、それ以外はあっさり使えた。
WindowsのExplorerからWEBDAVつかってドラッグ&ドロップでファイルコピー、
MSX側でそのファイルをすぐ使う、なんてことが簡単にできる。

いや、話には聞いていたけど、レトロPC使う上ではすごく便利だわ、このSDカード。

以下、使うまでの作業覚書。

買ったFlashAirはW-03の8GB。
8GBなので、規格としてはSDHC。その為、1chipNextorMSXか1chipMSXのSDHC対応版が必要。
(MegaFlashROM SCC+ SDでも多分大丈夫)
念のため、FlashAIR公式サイトからアップデータをダウンロードしファームを最新にしておく。

買ったばかりのFlashAIRはFAT32でフォーマットされている。
元々ある3つのフォルダ(DCIM、GUPIXINF、SD_WLAN)をどこかに退避させておいて、FAT16でフォーマットしなおす。DCIM以外のフォルダは隠しフォルダなので注意。
WindowsでSDカードのパーティション分けはできないので、Windows以外で初期化する必要がある。
せっかくなのでNextorのCALL FDISKで2Gのパーティションを作成。

ここで注意。
Nextorで初期化したパーティションはFlashAIRでは使えないらしい。
その為、作成した2GBパーティションを改めてWindowsでFAT16フォーマットする。クイックフォーマットでOK。
Windows10でもOKだったので、FAT16Xでも大丈夫みたい。
(MegaFlashROM SCC+ SDの場合はFAT16XはNGなのでWin7でFAT16フォーマットにすること)
この状態で退避させておいたフォルダ(DCIM、GUPIXINF、SD_WLAN)をSDカードに書き戻す。

これで準備完了。
あとはSD_WLANフォルダ以下のconfigファイルをエディタで修正してカードを抜きさしするとネットワークから利用できるようになる。

このFlashAirは自宅の無線LANにクライアントとして参加させたかったので、
ステーションモード(APPMODE=5)を指定。
WEBDAVも利用したかったので、WEBDAV=2やUPLOAD=1も指定。
初期化メニューは不要なのでLOCK=1も指定した。

こんな感じ。
APPMODE=5
APPSSID=[SSID名]
APPNETWORKKEY=[SSIDの暗号化キー]
APPNAME=[このFlashAirの名前]
WEBDAV=2
UPLOAD=1
LOCK=1

※この項目以外はデフォルトのまま。

パーティションの先頭にBIOSファイルを配置すればBIOSロードも正常に動作することも確認済み。