ノートPCの修理 その22017年08月20日 23:11


表面実装スライドスイッチ

壊してしまったノートパソコンの無線のON-OFFスイッチだけど、代替品がないか探してみたところ、
千石電商若松通商にそっくりの形状の1回路2接点(ON-ON)のスライドスイッチがあった。
千石電商のSSW1P2T-SMTの方は残念ながら欠品になっていたので、若松通商のT55108-3Aを試しに購入。
どちらも型番違うけど、同じものなんだろうか?
画像で見る限りAlpsのSSSS811101というのと同じ形っぽい。
実際にノートに実装されている部品と比較しても同サイズ、同形状(接点の結線も同じ)だった。

6mm×3mmくらいの表面実装部品なので、付け替えも結構大変だけど頑張ってみた。

壊してしまったのはスイッチ部分の黒い突起。
これを折ってしまったので部品ごと交換するしか手がない。

取り外しははんだごて2本ではんだ付け部分をまとめて温める方法で実施。
ただし、この部品は背面にボッチがあって基板の穴にはまっているので、取り外しの際は横にずらすことができず、上に持ち上げなければならない。
でも、小さすぎてはんだごてで挟もうとしてもうまくつかめない。
そこでカッターの刃を基盤とスイッチの間に入れ梃の原理で浮かせてみた。
あまり変に力を入れてパターン破損したら目も当てられないのでゆっくりゆっくり慎重に進める。

取り外しには10分以上かかった。
しかも、スイッチは壊れてバラバラに。
基板のパターンにダメージがなかったのでいいけれど、やっぱりこういう小型の部品は難しい…

一方、取り付けは前述のボッチのおかげでずれることがなかったのでこのサイズの部品にしては非常に簡単だった。

はんだ付け後、仮組して電源ON。スイッチで無線のON-OFFができる事を確認して修理完了。

ちなみに、修理は25:00~26:00に実施…

ROMカートリッジ補修2017年07月30日 14:29

ジャンク品(起動できず)ROMカートリッジを入手した。
端子が汚れているか何かだろうと思い、アルコール+綿棒でこすってみたところ、綿棒が真っ黒に汚れたのでこれが原因か、と早速起動を試行するも全く無反応。(BASICが起動する)

そこで殻割りしてみたところ、端子部分が腐食し断線していた。

腐食は10カ所に及んでおり、基板ごと変色していて何らかの薬液が付着したものと思われる。

で、ちょこちょこと補修してみた。
ROMカートリッジ補修1
※補修前の写真撮り忘れた…
変色部分をアルコール+フラックスクリーナーである程度掃除した後、端子部分に薄くハンダでコーティング。
端子からつながるパターン部分を少しだけ削ってパターンを露出し、端子部分からパターンへジャンパを飛ばして強制的に接続。(ジャンパは抵抗の線材を利用)

ROMカートリッジ補修2
こちら拡大図。
あまりきれいにはできていない。
ハンダ部分の周りの黒いものが付着していた薬液がはんだごての熱で変色したもの。
なるべく落としたつもりだけど、まだこんなについている。

この状態で電源ONした所、無事起動を確認できた。

しかし、なにが付いていたんだろう?
基板上に電解コンデンサはあるけど、見たところ破裂とかはしていないしなぁ?


AVRライタ2種2015年10月25日 22:21

AVRマイコンを使った電子工作をするために作成したライタ2種類。

HIDaspx
こちらはHIDaspx、最初に作成した。
PS/2-MSXマウスコンバーターを作成する際に購入したATtiny2313の予備をそのまま利用。
そのほかの部品も予備として購入したものであらかたそろった。

AT90USB162 AVRパラレルライタ
で、こちらは前項でAT90S1200のFuse書き換えに利用したパラレルライタ。
ストロベリーリナックスのAT90USB162ボード利用。



AT90S12002015年10月25日 20:00

P2B/WS(もどき)を作成するために購入したAT90S1200、ebayで中国から購入したものはファームが書き込めなかった。
で、いろいろ調べてみると、どうもFusebitでISP禁止になっているのではないかと推測してみた。
でも、AT90S1200のFusebitを書きこむには高電圧パラレルライタが必要とのこと。
で、作ってみた。
AT90USB162 AVRパラレルライタ

このパラレルライタで中国から購入した2個のAT90S1200にアクセスしてみた所、2個ともISP禁止になっていた…
そりゃ書き込めるわけないよね。
より正確には、1個はISP禁止、内部クロック利用、もう1個はISP禁止、外部クロック利用だった。
同じところから同時に購入したんだけどなんでこんなところが違うのかなぁ。
海外からの電子部品購入(しかもこんな古いチップ)なんてこんなものか…

で、Fuseの書き換えも成功したので
P2B/WS試作機にセットしたところ正常に動作した。

P2B/WS その22015年10月04日 22:32


P2B/WS Ver2
完成。

前回の試作機を元に再度一から作り直し。
で、こんな感じ。
P2B/WS Ver2

P2B/WS Ver2
コネクタはUSBだけどあくまでPS/2からの変換器なのでUSB-PS/2変換はマウス側にお任せ(だからPS/2対応マウスでしか動作しない)。

9821Na13のシリアルコネクタに接続して、Windows95+Intellipoint2.2、Windows98、MS-DOS6.2+P2BWHL(P2BWHLはMS-DOSでP2B/WSのホイール動作を上下キーに割り当ててくれるユーティリティー)でスクロール動作が正常に行われることを確認。
動作が確認できたのは
・LogicoolのM110
・LogicoolのG3 Optical
・Thinkpad付属のMO32BOB
(PS/2-MSXマウスコンバーターで動いたものは動いた)

とはいえ、細かな不具合もちらほら。

Windowsでは偶にホイールが効かないことがある。
再起動すると大抵正常に動作するし、一度正常に動作するとそのあとは問題ないので起動時のマウスの認識に問題あるのだろうか?

あと、P2BWHLは常駐直後ホイールが正常に動作しない。(ホイールを少し動かすと上下のキー入力が異常な回数発生する)
一度-Vオプションでバージョン表示すると正常動作になるんだけど、これも回路がおかしいのかNa13との相性なのか不明。

もっともP2BWHLにはソースが付属していたので、常駐部分にちょっと細工して今回作成したP2B/WSで正常に動作するよう修正できた。

この辺の動作も本家本元だと安定しているのかなぁ…