P2B/WS その22015年10月04日 22:32


P2B/WS Ver2
完成。

前回の試作機を元に再度一から作り直し。
で、こんな感じ。
P2B/WS Ver2

P2B/WS Ver2
コネクタはUSBだけどあくまでPS/2からの変換器なのでUSB-PS/2変換はマウス側にお任せ(だからPS/2対応マウスでしか動作しない)。

9821Na13のシリアルコネクタに接続して、Windows95+Intellipoint2.2、Windows98、MS-DOS6.2+P2BWHL(P2BWHLはMS-DOSでP2B/WSのホイール動作を上下キーに割り当ててくれるユーティリティー)でスクロール動作が正常に行われることを確認。
動作が確認できたのは
・LogicoolのM110
・LogicoolのG3 Optical
・Thinkpad付属のMO32BOB
(PS/2-MSXマウスコンバーターで動いたものは動いた)

とはいえ、細かな不具合もちらほら。

Windowsでは偶にホイールが効かないことがある。
再起動すると大抵正常に動作するし、一度正常に動作するとそのあとは問題ないので起動時のマウスの認識に問題あるのだろうか?

あと、P2BWHLは常駐直後ホイールが正常に動作しない。(ホイールを少し動かすと上下のキー入力が異常な回数発生する)
一度-Vオプションでバージョン表示すると正常動作になるんだけど、これも回路がおかしいのかNa13との相性なのか不明。

もっともP2BWHLにはソースが付属していたので、常駐部分にちょっと細工して今回作成したP2B/WSで正常に動作するよう修正できた。

この辺の動作も本家本元だと安定しているのかなぁ…

P2B/WS2015年09月26日 22:50

PS/2マウス(ホイール付き)をPC-98に接続できるコンバーターとして2000年代前半に一部で話題だったP2B/WSを作成してみた。

物としてはクラッシックPC救済委員会のPS2Mouse to PC9801BusMouse with WHEEL Comverterと同等で、PS/2マウスをバスマウスに変換するんだけど、ホイール機能にも対応(ホイール機能はシリアルマウスとして変換)するというもの。

といっても、もう元サイト(http://www.miyagen.com/p2b/)も消えていて詳しい情報がない。
InternetArchiveをあさってみると、どうにかファームと解像度の低い回路図(サムネイル)が見つかった。
そこからどうにか回路図を読み取って実装してみることに。

で、作ったのがこちら。
P2B/WS 1


P2B/WS 2

とりあえず、基本のPS/2→バスマウス変換部分のみ実装。
これでも正常に動作した。
これだと、P2B/WS(withSerial)ではなくてP2B/NS(noneSerial)だね。

このあと、シリアルポート接続部分を作成すれば完成となる。

InternetArchiveで見つけた回路図(のサムネイル)は記号はどうにか読めるけど文字はつぶれて読めないので抵抗の値はかなり適当。
一応以下の通り。

RESETのプルアップ 10K
L、Rへの接続部分のプルアップ 4.7K
LEDへの抵抗 1K

元の回路図からの変更点は、PS/2-MSXマウスコンバーターと同じく、
 ・DataとCLKのプルアップ(4.7K)
 ・コネクタをミニDINからUSBへ
の2点。

一番苦労したのは廃盤品のAT90S1200の動作品を入手する事だったりした。
※海外から購入したらファーム書き込みができないものが送られてきた… orz



USB to PC98 Mouse Converter その22015年09月26日 21:27

前項のhex改変個所は以下の通り。

:040bfc00eaffff7f8e
:040bfc00fbffff7f7d

この1行変えるだけでUM232H&改造版pic32prog.exeで
ファーム書き込みに成功した。

でも、純正版のPICライタ(PICKIT3)使えば済む話なんだろうなぁ…



USB to PC98 Mouse Converter2015年09月18日 23:07

PC98シリーズにUSBマウスを接続できるようになるというコンバーター
さば技研さんに回路図とファームが公開されていたので作成してみた。

ここの所AVRマイコンを使用した工作を行っていたんだけれど、
こちらはPIC(PIC32MX220F032B)。
PICの利用は初めてだ。

基板は下の写真の通り作成。こちらは特に問題なし。
USBtoPC98 mouse converter 1
表 ※74HC14が2つ乗っているのは配線で楽したかったから…

USBtoPC98 mouse converter 2


この後ファーム書き込んでみたんだけれどまったく動作しなかった。

原因はファームの書き込みソフト。
PICライタは持っていないので、すzのAVR研究さんの記事を元に
UM232Hで書き込んでみることに。
UM232HはQDCに付属していたので手元にあるし。

で、一見正常に書き込み終了、ベリファイも完了しているのにうんともすんとも言わない。
色々調べているうちにこの問題にひっかかっていることを確認。

原因が分かれば対処は可能ということで、hexの該当箇所を直接修正して再度書き込み→今度は成功。
さらっと書いてるけど、解決まで10日くらいかかったよ…

動作確認が取れたマウスは
BuffaloのBSBU16S、Thinkpadに付属していたMO32BOB

PS/2-MSXマウスコンバーターで使えた
LogicoolのM110とG3 Opticalは使えなかった。

PS/2-MSX マウスコンバーター2015年08月30日 20:17


PS/2 to MSX MouseConverter
PS/2マウスをMSXに接続できるようにするマウスコンバーター。
こちらの「P6作ろうブログ」で公開されている回路図を元に作成。

こちらはPS-MSXコントローラーコンバーター
で利用したワンチップマイコンの後継版であるATtiny2313を利用。
Attiny2313へのプログラムの書き込みはこちらの「AVRライターを選ぶ ~始める人の1台目、慣れた人の2台目~」で公開されているFT232-AVRライターを利用。
ブレッドボードでケーブル数本つなぐだけ。
非常に簡単。

PS/2 to MSX MouseConverter
基板はこちら。
PS/2変換だけど、コネクタはUSB。
USB対応はマウス側のPS/2対応機能にお任せ。
(だからPS/2変換対応のマウスしか動かない)

実装時にちょっと変更したのは、ATtiny2313の6ピンと8ピン(PS/2コネクタへの出力。DataとCLK)をプルアップしたのとMSXからのトリガA、Bにダイオードを入れて逆流を防止したこと位。

あとは回路図そのまま。
LogicoolのM110で問題なく稼働中。
あと、同じLogicoolのG3 Optical、Thinkpadに付属していたMO32BOBも正常稼働した。