Aquaero Manual 10-FanParametor2009年09月27日 19:01

FanParametor
4つのファンのうちの1つを「up」、「down」ボタンで選択し、「set/mode」ボタンを押し、そのファンのパラメータ設定サブメニューに入ります。
サブメニューから抜けるには「Back」エントリを選択し、「set/mode」ボタンを押します。
入力した値は、操作モードの変更時に保存されます。
その為、一番最後に設定したパラメータが常に有効になります。(温度センサーによるファンの自動制御、手動制御のどちらでも)。

10.1.FanName(Fan name)
Aquaeroの画面上に表示されるファン名称。
このメニューエントリを選択すると規定のファン名が表示され、変更することが出来ます。


10.2.Sensor1(Sensor selection)
選択されているファンに、1~6の温度センサーのうち一つを割り当てます。
一つのファンに2つの異なるセンサーが割り当てられている場合、より速いファンの回転速度を導き出すセンサーが使用されます。


10.3.Sensor2(Sensor selection)
選択されているファンに、1~6の温度センサーのうち一つを割り当てます。
一つのファンに2つの異なるセンサーが割り当てられている場合、より速いファンの回転速度を導き出すセンサーが使用されます。


10.4.SetRpm(Set rotation speed in rev/min)
RPMを利用して、ファンの最大回転速度を設定します。
ファンの回転速度は、最大回転速度のおよそ1/4から、最大回転速度までの範囲を50rpm/sステップで設定することが出来ます。
また、ファンの回転を停止することも出来ます。
Acearoの起動時に、Acearoは接続されたファンの最大回転速度を自動的に測定します。
ファンがRPM計測に対応していない場合、設定は無効になります。
起動後に、ファンを接続する場合は、項目10.6を参照し、RPMを測定してください。Aquaeroに正確なRPMを計測させることが出来ます。
Acearoの起動時にRPMが正確に計測され、出力を調節したあと、Aquaeroはこの設定を元にファンを管理します。
設定された値がファンの最大回転速度に満たない場合もファンはその回転数で動作します。


10.5.Manual(power input)
手動でのファン制御を行います。
ファンに対して入力したPWM-比率に応じた電力を出力します。
入力した値は、グラフィックバーで確認できます。


10.6.Get max rpm(Test maximum RPM)
ファンがRPMによる回転数計測に対応している場合、Aquaeroを再初期化して、選ばれたファンの最大回転数を測定します。


10.7.Calibration Factor(Calibration value in impulses/rev)
ファンのRPM検出に関する較正。ファンが1回転に付き何回の信号を発するかを設定します。
利用するファンによっては、この値を変更する必要がある場合があります。

PCで利用される大部分のファンは、1回転に付き2回の信号を発します。
デフォルト値は、2 imp/revです。ほとんどの場合は、変更の必要はありません。


10.8.Minimum Power(Minimum power in %)
ここでは、あなたは温度で制御するファンの最低出力を設定することが出来ます。
この設定値は、Aquaeroに接続したファンの種類によって意味合いが変わります。
ファンがRPM信号に対応している場合、この値はファンの最大回転数に対する最小回転数をパーセンテージで表します。
この値を調節する場合、まずこの値を1%にセットします。
その後「SetRpm」を設定し、ファンの回転開始時の最低の回転数と最大の回転数を測定します。
その後、比率(最小限の回転数/最大の回転数)を計算し、ファンの最小出力のパーセンテージとして、この値を利用します。

Aquaeroに接続したファンがRPM信号に対応していない場合、この値はPWM比率に対するパーセンテージを表します。
RPM信号に対応していないファンを利用する場合、「Manual」を設定し、ファンが回転可能な最小の出力を測定します。
その後その値を「Minimum Power」として設定します。
デフォルト値は、25%です。


10.9.Control Options(Fan mode)
「linear」と「progressive」、「regulation」の切り替えを行います。
目標温度を利用した温度管理のルールにのっとった動作を開始します。
「linear」と「progressive」:
「linear」:Startup TempとMaximum Tempに比例してFanの回転数が制御されます。(グラフに直すと直線になります)
「progressive」:Fanの回転速度は温度に依存しています。回転速度は低温時非常にゆっくりしていますが、高温に達するにつれ、急速に回転数を増していきます。(グラフに直すとカーブを描きます)
「linear」と違い、「progressive」時にはFanのパフォーマンスは高温域で発揮されます。低温域ではより静かな動作音での動作を行います。しかし、高い温度では、むしろ「linear」よりも速くFanのフルパワー動作に達します。
SensorParametersは以下のものを使用します。
"Startup Temp"、"Maximum Temp"、"Hysteresis"
「regulation」
温度が一定の状態(目標温度)に保たれるように、ファンは管理されます。
SensorParametersは以下のものを使用します。
"Set temperature"


10.10.Use Rpm Signal(Use speedometer signal)
ここでは、ファンの制御をRPMを元に行う("active")か、出力レベルを直接指定する("inactive")かを設定できます
一部のファンのRPM信号は低電力出力で変質してしまい、Aquaeroで読み取れない場合があります。
このようなRPM信号の品質が悪いファンを管理するためには、この値を("inactive")にしなければなりません。


10.11.Hold mini Power(Hold minimum RPM)
この設定を有効にすると、「linear」「progressive」「regulation」の全てのモードで
ファンが停止することがなくなります。
現在の温度がファンの回転開始温度以下であったとしても、ファンは常に最低限の出力で回転し続けます。
この機能を有効にすると、ファンの停止することはなくなります。
また、もしファンが停止した場合も、可能な限りファンを再始動しようと試みます。


10.12.Back
サブメニューを終了し、ファン選択メニューに戻ります。

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