SCART-HDMI変換アダプタ ― その3 ― 2017年06月18日 21:49
簡単に遅延を測定してみた。
画像で確認するのは大変そうなので、変換アダプターのイヤホンジャックとテレビのイヤホンジャックから出る音声での確認。
モノラルx2をステレオに変換するコネクタを利用してWindows機で録音の後、SoundEngine Freeにて左右のチャンネルの差異を確認。
今回はMSX(A1-ST)の起動音でテストした。
テレビの画像モードがノーマルの場合、約0.2秒遅延
テレビの画像モードがゲームの場合、約0.15秒遅延
音声のみの比較なので、あまり正確ではないだろうけど、予想通り結構な遅延が発生している模様。
アクションゲームやシューティングやるのは結構大変かも。
スーパーマリオは結構死にまくる…
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SCART-HDMI変換アダプタ ― その4 ― 2017年06月25日 23:53
にがさんに頂いたヒントを元にSCART-HDMI変換アダプタの画像遅延を調査するプログラムを組んでみた。
方法はMSXのタイマ割り込みを利用し、画面に数字を表示するのと同時に8セグメントのLEDを光らせて、その差異を確認しようというもの。
元々のにがさんのアイディアではプリンタポートを利用すればとの事なのだが、プリンタポート用のコネクタがないので信号線の引き出しが面倒。
と、考えてみればLED光ればいいなら1ChipMSX使えばいいんじゃないかと思い立ち、FPGAのカスタマイズとMSX-DOS用の簡単なカウントプログラムを作成してみる。
まず、FPGAをいじってIOポート0を拡張。IOポート0への書き込んだ値に応じて本体LEDが光るようにする。
MSX-DOS用のカウントプログラムは取り敢えずFC9EHのカウンタの値をそのまま利用して、画面に10進数で表示するのと同時にIOポート0に書き込んでみた。
で、本体LEDとモニタ画面を同時に撮影し、差異を確認。
遅延があるならモニタ側の数値が小さく表示されるはず。
※赤LED側が下位ビット
lcd-8000v(1chipMSXの出力は31KHz)
画面の値は232、LEDは11101001で233。
Panasonic TH49-DX600のノーマルモード(1chipMSXの出力は15KHz)
画面の値は18、LEDは00011111で31。
Panasonic TH49-DX600のゲームモード(1chipMSXの出力は15KHz)
画面の値は159、LEDは10100111で167。
差異をまとめると
LCD-8000V 1
TH49-DX600のノーマルモード 13
TH49-DX600のゲームモード 8
タイマは1/60secなのでそれぞれ*1/60して
LCD-8000V 0.0166…
TH49-DX600のノーマルモード 0.2166…
TH49-DX600のゲームモード 0.1333…
音声側の確認結果と大体一致してる?
実機でのテストは「さろんdeねくすたぁ~」を利用すればICソケットとLED、後は抵抗あればテストできそう。
→マニュアル読んだらSPIだといろいろ面倒そうだ。
普通にスロットから信号線出せばいいだけか。以前購入したスロットの外出し基盤の出番だな。
※やってみて思ったけどし、写真の写りがよくない。
※LEDの残光で値の読み取りがかなり困難。デジカメの設定でどうにかなるのかな?
モニタ表示遅延測定支援プログラム ― 2017年06月28日 22:55
なんか、仰々しいタイトルになった…
1chipMSXのLEDを利用してモニタ表示遅延を測定してみようという意図のプログラム。
モニタに表示した値を1chipMSXのLEDを利用して2進数表示します。
モニタ側に遅延が発生していると、モニタに表示した値とLEDが示す値に差ができるはず。
1chipMSXのLED部分を拡張したpof及びpldファイルと、画面とLEDに値を出力するMSX-DOS用のプログラム、実機用に画面とプリンタポートに値を出力するプログラムのセットです。
ダウンロードはこちら
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