モニタ表示遅延測定支援プログラム ― 2017年06月28日 22:55
なんか、仰々しいタイトルになった…
1chipMSXのLEDを利用してモニタ表示遅延を測定してみようという意図のプログラム。
モニタに表示した値を1chipMSXのLEDを利用して2進数表示します。
モニタ側に遅延が発生していると、モニタに表示した値とLEDが示す値に差ができるはず。
1chipMSXのLED部分を拡張したpof及びpldファイルと、画面とLEDに値を出力するMSX-DOS用のプログラム、実機用に画面とプリンタポートに値を出力するプログラムのセットです。
ダウンロードはこちら
SCART-HDMI変換アダプタ ― その4 ― 2017年06月25日 23:53
にがさんに頂いたヒントを元にSCART-HDMI変換アダプタの画像遅延を調査するプログラムを組んでみた。
方法はMSXのタイマ割り込みを利用し、画面に数字を表示するのと同時に8セグメントのLEDを光らせて、その差異を確認しようというもの。
元々のにがさんのアイディアではプリンタポートを利用すればとの事なのだが、プリンタポート用のコネクタがないので信号線の引き出しが面倒。
と、考えてみればLED光ればいいなら1ChipMSX使えばいいんじゃないかと思い立ち、FPGAのカスタマイズとMSX-DOS用の簡単なカウントプログラムを作成してみる。
まず、FPGAをいじってIOポート0を拡張。IOポート0への書き込んだ値に応じて本体LEDが光るようにする。
MSX-DOS用のカウントプログラムは取り敢えずFC9EHのカウンタの値をそのまま利用して、画面に10進数で表示するのと同時にIOポート0に書き込んでみた。
で、本体LEDとモニタ画面を同時に撮影し、差異を確認。
遅延があるならモニタ側の数値が小さく表示されるはず。
※赤LED側が下位ビット
lcd-8000v(1chipMSXの出力は31KHz)
画面の値は232、LEDは11101001で233。
Panasonic TH49-DX600のノーマルモード(1chipMSXの出力は15KHz)
画面の値は18、LEDは00011111で31。
Panasonic TH49-DX600のゲームモード(1chipMSXの出力は15KHz)
画面の値は159、LEDは10100111で167。
差異をまとめると
LCD-8000V 1
TH49-DX600のノーマルモード 13
TH49-DX600のゲームモード 8
タイマは1/60secなのでそれぞれ*1/60して
LCD-8000V 0.0166…
TH49-DX600のノーマルモード 0.2166…
TH49-DX600のゲームモード 0.1333…
音声側の確認結果と大体一致してる?
実機でのテストは「さろんdeねくすたぁ~」を利用すればICソケットとLED、後は抵抗あればテストできそう。
→マニュアル読んだらSPIだといろいろ面倒そうだ。
普通にスロットから信号線出せばいいだけか。以前購入したスロットの外出し基盤の出番だな。
※やってみて思ったけどし、写真の写りがよくない。
※LEDの残光で値の読み取りがかなり困難。デジカメの設定でどうにかなるのかな?
SCART-HDMI変換アダプタ ― その3 ― 2017年06月18日 21:49
簡単に遅延を測定してみた。
画像で確認するのは大変そうなので、変換アダプターのイヤホンジャックとテレビのイヤホンジャックから出る音声での確認。
モノラルx2をステレオに変換するコネクタを利用してWindows機で録音の後、SoundEngine Freeにて左右のチャンネルの差異を確認。
今回はMSX(A1-ST)の起動音でテストした。
テレビの画像モードがノーマルの場合、約0.2秒遅延
テレビの画像モードがゲームの場合、約0.15秒遅延
音声のみの比較なので、あまり正確ではないだろうけど、予想通り結構な遅延が発生している模様。
アクションゲームやシューティングやるのは結構大変かも。
スーパーマリオは結構死にまくる…
6/24 キャプチャ画像追加
SCART-HDMI変換アダプタ ― その2 ― 2017年05月03日 23:51
MSXが絶不調だったんだけど、メモリ増設部分のはんだ付けをし直したところ復調した。
で、SCART-HDMI変換アダプタの解像度切替を試していたら前項の表示可能なモードに誤りがあったので改めてまとめ表記。
ただし、あくまでうちの環境であることに注意。
モニタ:家庭用テレビ Panasonic TH49-DX600
接続:[MSX(A1ST)]-[SCART-HDMI変換アダプタ]-[Panasonic TH49-DX600]
※1:4:3表示可能なのはTV側入力モードがノーマルの場合のみ。
モニタ:PCモニタ RDT-241WEX
接続:[MSX(A1ST)]-[SCART-HDMI変換アダプタ]-[RDT-241WEX]
※2:4:3表示可能なのはモニタ側画面モードがリアルかアスペクトの場合のみ。
SCART側
8ピン(ワイドスクリーン切替):GND
16ピン(RGB・コンポジット切替):75Ω経由でVCC
あと、HDMI出力は音声のチャンネルが左右逆になっている模様。
ただし、ミニジャックは正しく出力されている。
で、SCART-HDMI変換アダプタの解像度切替を試していたら前項の表示可能なモードに誤りがあったので改めてまとめ表記。
ただし、あくまでうちの環境であることに注意。
モニタ:家庭用テレビ Panasonic TH49-DX600
接続:[MSX(A1ST)]-[SCART-HDMI変換アダプタ]-[Panasonic TH49-DX600]
動作モード | 表示 | 4:3表示 |
---|---|---|
1080p/60Hz | 可 | 可(※1) |
720p/60Hz | 可 | 可(※1) |
1280x1024/60Hz | 不可 | 不可 |
1024x768/60Hz | 可 | 不可 |
800x600/60Hz | 不可 | 不可 |
1080p/50Hz | 可 | 可(※1) |
720p/50Hz | 可 | 可(※1) |
モニタ:PCモニタ RDT-241WEX
接続:[MSX(A1ST)]-[SCART-HDMI変換アダプタ]-[RDT-241WEX]
動作モード | 表示 | 4:3表示 |
---|---|---|
1080p/60Hz | 可 | 不可 |
720p/60Hz | 可 | 不可 |
1280x1024/60Hz | 可 | 可(※2) |
1024x768/60Hz | 可 | 可(※2) |
800x600/60Hz | 可 | 可(※2) |
1080p/50Hz | 可 | 不可 |
720p/50Hz | 可 | 不可 |
SCART側
8ピン(ワイドスクリーン切替):GND
16ピン(RGB・コンポジット切替):75Ω経由でVCC
あと、HDMI出力は音声のチャンネルが左右逆になっている模様。
ただし、ミニジャックは正しく出力されている。
SCART-HDMI変換アダプタ ― 2017年04月30日 22:03
昨年9月にテレビが壊れ買い替えたところ、新しいテレビにはS端子がついていなかった。
これまでMSXやファミコンをテレビに接続するときはS端子を利用していたんだけれど、新しいテレビではコンポジットを利用しなければならなくなった。
これが画質が悪くて非常につらい。
ということで、これまた昨年11月にebayでSCARTからHDMIに変換するアダプターを買ってみた。
と、これがまさかの不着→返金。
ついてないなぁ、と思っていたら最近サンコーレアモノショップで同等品を扱い始めた。
このアダプタ、ずっと売り切れだったのだけどやっと購入できたのでいろいろ試してみた。
まず、販売ページのレビューにあるように、16ピンを75Ω抵抗を通してVCCに接続。
16ピンの細工をしないとRGB→HDMI変換ではなく、20ピンからのコンポジット→HDMI変換になり画質が著しく劣化するので注意。
※Ys信号のある機器(MSXもそうだけど)から接続する場合は16ピンにYs接続するだけでいいような気がする。
RGB21からSCARTへの変換ケーブルは別途作成。このケーブル側でSCARTの8ピンをGNDに落としておく。ピンアサインはWikiなどを参考に。
この状態で家庭用テレビ(Panasonic TH49-DX600)に接続したのが下の画像。
どうも、右側が少し欠けてしまうみたい。(実用上そんなに困らなそうだけど)
テレビ側の画面モードがオートだと16:9のフル表示になってしまったけど、画面モードをノーマルにしたところ4:3表示されるようになった。
このテレビでは1080p/720pのみ表示可能で1280x1024、1024x768、800x600は表示できなかった。
で、今度はPCモニタ(RDT-241WEX)にHDMI→DVI変換を通して接続してみたのが下画像。
こちらは1280x1024のドットバイドット。
アスペクト比固定にすれば4:3のまま拡大表示もできるけど、拡大するとちょっとにじみが気になった。
(これはモニタ側の問題)
うん、すごくコストパフォーマンスがいいおもちゃだ。
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