SCART-HDMI変換アダプタ ― その4 ― 2017年06月25日 23:53
にがさんに頂いたヒントを元にSCART-HDMI変換アダプタの画像遅延を調査するプログラムを組んでみた。
方法はMSXのタイマ割り込みを利用し、画面に数字を表示するのと同時に8セグメントのLEDを光らせて、その差異を確認しようというもの。
元々のにがさんのアイディアではプリンタポートを利用すればとの事なのだが、プリンタポート用のコネクタがないので信号線の引き出しが面倒。
と、考えてみればLED光ればいいなら1ChipMSX使えばいいんじゃないかと思い立ち、FPGAのカスタマイズとMSX-DOS用の簡単なカウントプログラムを作成してみる。
まず、FPGAをいじってIOポート0を拡張。IOポート0への書き込んだ値に応じて本体LEDが光るようにする。
MSX-DOS用のカウントプログラムは取り敢えずFC9EHのカウンタの値をそのまま利用して、画面に10進数で表示するのと同時にIOポート0に書き込んでみた。
で、本体LEDとモニタ画面を同時に撮影し、差異を確認。
遅延があるならモニタ側の数値が小さく表示されるはず。
※赤LED側が下位ビット
lcd-8000v(1chipMSXの出力は31KHz)
画面の値は232、LEDは11101001で233。
Panasonic TH49-DX600のノーマルモード(1chipMSXの出力は15KHz)
画面の値は18、LEDは00011111で31。
Panasonic TH49-DX600のゲームモード(1chipMSXの出力は15KHz)
画面の値は159、LEDは10100111で167。
差異をまとめると
LCD-8000V 1
TH49-DX600のノーマルモード 13
TH49-DX600のゲームモード 8
タイマは1/60secなのでそれぞれ*1/60して
LCD-8000V 0.0166…
TH49-DX600のノーマルモード 0.2166…
TH49-DX600のゲームモード 0.1333…
音声側の確認結果と大体一致してる?
実機でのテストは「さろんdeねくすたぁ~」を利用すればICソケットとLED、後は抵抗あればテストできそう。
→マニュアル読んだらSPIだといろいろ面倒そうだ。
普通にスロットから信号線出せばいいだけか。以前購入したスロットの外出し基盤の出番だな。
※やってみて思ったけどし、写真の写りがよくない。
※LEDの残光で値の読み取りがかなり困難。デジカメの設定でどうにかなるのかな?



最近のコメント